
2.標準化された救急医療の知識と技術向上
心肺蘇生法、静脈路の確保や昇圧剤の投与、高度な気道確保の方法、急性冠症候群への対応、急性期虚血性脳卒中の早期発見、多発外傷への対応など、我が国の病院前救護・救急診療の内容も徐々に進歩してきました。これらの手順は標準化されており、三重県では「傷病者の搬送及び受入れの実施に関する基準」や「各種プロトコル」で規定されています。これらの手順はJPTEC*からJATEC*の様に救急隊から初療の医師まで継ぎ目なく繋がるように設計されています。救急隊も医療者も同じく標準化された救急医療の知識と技術を持つことが求められています。
*JPTECはJPTEC協議会の、JATECはJTCR(日本外傷診療研究機構)の登録商標です。